はじめての方へ

2019年7月4日

「ゆみのすけ」とは自らつけたお気に入りニックネームで、大真面目なクラシックを気楽に楽しんでいただきたいという思いも込めています。

小さい規模のトークコンサートから大ホールでのリサイタル、オーケストラとの共演までいろんな形の演奏活動を展開しております。

クラシックは身体に良いと実感するようになりました。
そんな話題も綴っていきたいと思います。

また、私自身の演奏するYouTubeもここでお聴きいただけます。

音楽とトレーニング

2015年9月に追突事故に遭い、それ以来、左手の後遺症に苦しんできました。

どうしてもピアノが思いっきり弾ける身体に戻りたい! その一心で、これまで様々な治療法や解決法をさがしてきました。様々な専門家にも相談しました。

加圧トレーニングとの出会い

2017年末、元 東大病院循環器内科医で、長年 加圧トレーニングの研究をされ東大病院に加圧トレーニングを導入された森田敏宏先生との出会いがあり、転機になりました。

森田先生のご指導のもと、2018年2月より運動療法を続けています。ジョギングからはじまり加圧トレーニング、そして筋トレも。 私の身体は劇的に変わりました。

運動を続けることにより、故障があってもピアノが弾ける身体になり、人生観もすっかり変わってしまいました。

ハーフマラソン完走!

走ることが大っ嫌いで大の苦手だった私が、走る楽しさを知り、ハーフマラソンに参加し完走。なんちゃってアスリートになりました(笑)。

加圧トレーニングは、上肢または下肢の付け根を専用ベルトで締めて血流制限し、その状態で筋トレなどのトレーニングを行います(専門知識のある医師の指導がなければ行うことができません)。

ダイエットで有名ですが、医療、スポーツ、介護、リハビリ、宇宙開発などの多分野で実践、研究されています。 そこで、私は加圧トレーニングとピアノを組み合わせる試みをはじめました。

音楽とトレーニングの融合

加圧界初です! この成果は驚くべきものでした。怪我により弾けなくなったものが弾けるようになっちゃった! また、指先の神経が冴え渡りコントロールが自由自在になるので、演奏表現や音色のパレットが増え、芸術性の向上の面でも大きな可能性を秘めているという実感があります。

その「加圧ピアノ」の成果を2018年11月に開催された第14回日本加圧トレーニング学会で発表しました。

学会では加圧ピアノの実演も行い(加圧して血流制限をした状態で演奏する)、ショパンの革命のエチュードを「加圧革命」「除圧革命」として演奏(加圧して革命を弾いたあとに加圧を緩めて革命を弾いて成果を比較)。

また、加圧中と除圧時に変化する音色の違いを取り上げ、それが音色を生み出す指先のテクニックの幅を広げる練習法になることも提案しました。

演奏家の方へ

故障を抱える演奏家の解決法のひとつになることを願い、これから本格的に加圧の研究を進めていきます。 ご興味ある方は、個別メッセージいただけると幸いです。

それでは、ごゆっくりお立ち寄りくださいませ。

Posted by 佐藤 由美